NATION

allusion2004-10-08

久々にセパルトゥラの「NATION」っていうアルバム聴いてたんですが、う〜む、やはり、かの有名なメタリカの「ST.ANGER」ってアルバムに似てる。ちなみにジャケもそっくり。(写真参照)
メタリカの「ST.ANGER」は今までのメタリカ路線と一風違って、なんというか音がラウドなんですね。今までのソリッドでヘヴィな感じは無くなってはないんですが、むしろ空気感と音のゆれを目指している感じがします。あまりクリックにこだわっていない完全生演奏なところも、ずいぶんとこのラウドのイメージを作っているかと思います。
初めはその異質感に慣れなくてあんまり好きではなかったんですが、なんだかんだ結構お気に入りのアルバムになってしまいました。
デ、セパルトゥラの「NATION」のほうもまったく同じでラウドなんですね。ただ、こちらのほうがメタリカよりもずいぶん前に出たんです。
セパルトゥラ自体、リーダー兼ギター・ボーカルという超重要人物が抜けてしまってパワーダウンとか言われていた頃で、そんな時にこの異質な音が出てきたため評価は散々でしたが、今思うとメタル史的には重要なアルバムだったのかもしれません。
ガ、こっちは今聞いてもあんまり良くないのですよね…。曲がイマイチ…。
セパルトゥラはその後の新譜もイマイチだしファンとしては不安で一杯です。ボーカルが2mの黒人になって見た目の怖さは倍増したんですが、これが音に反映して欲しいところですわ…。